2024.01.30

経営はセンス

  • コラム

 楠木建先生という、一橋大学の先生がおられます。経営学の先生です。
 私は、楠木先生の著書が大好きです。

 今は、「経営センスの論理」(新潮新書)という本を読んでいます。
 (多分、2回目、かな。)

 私は、税理士をしています。

 顧問先の企業に、儲かって欲しいし、いい経営をしてほしいし、
 本業を通じて社会貢献してほしいと思ってます。

 顧問先さんには、儲かっている法人と儲かっていない法人があります。
 何が違うのか?というのが、私の長年の疑問です。

 で、楠木建さんは、いい経営をするには、スキルよりもセンスが大事、とおっしゃいます。

 でも、センスってどうやって磨く?となると、
「どうやって磨いたらよいのかわからないのがセンス」とおっしゃいます。

 大河ドラマの松潤ばりに、「どーしたらええんじゃあ!」と叫びたくなりますが、
 そこはさすが、今をときめく(!?)人気の先生です。
 ちゃんと、ヒントをくださってます。

 「鋭敏な直感やセンスの根っこをたどると、そこにはその人に固有の好き嫌いがある。
 好き嫌いを自分で意識し、好き嫌いにこだわることによって、
 経営者として重要なセンスが磨かれるのではないかというのが僕の仮説」
 だそうです。

 なるほど。好きだから、飽きずにいつまでも努力できる。
 っていうか努力を努力と思わずに続けることができる。
 なるほど。

 とにかく、トコトン楽しめる仕事をしましょう。
 持っている才能は人それぞれで、どこまでも打ち込むことができることが大事なんですね。

 「好きこそものの上手なれ」ですね。

 今、うまく行っていない、と思っていても、楽しいなら、好きなら、続ければよいんですね、きっと。

  あと、楠木先生の言葉で、ものすごく納得する言葉があります。

 「趣味は自分のためにやること。仕事は人のためにやること。」
 「人の役に立つ成果が生み出されなければ、仕事とはいえない。」

 人の役に立ってこそ仕事。当たり前ですが、大事ですよね。

 楽しく仕事をして、ひとの役に立ちたい、と、改めて感じました。

 明日も仕事を頑張ろう、と思います。