2024.02.20
それにしても、消費税の軽減税率とインボイス制度と電帳法は、悪法だと思います。
恐ろしく業務が複雑で面倒くさいことになっています。
領収書などを読み込むシステムを入れても、
解決できないことがたくさんあります。
例えば、一つのレシートに消費税率8%と10%のものがある場合、
OCRで数字を読み取っても、欲しいデータだけを吸い上げる、とかができません。
8%と10%に分けた、領収書の合計金額を読み取ってほしくても、
違う数字を読み込んでしまい、
結局人の目で確認して、数字を選択して入力する作業が必要になり、
手間が余計にかかります。
いろんな法律の全てが悪法とは言いません。
でも、多分、法律の検討して実際に作っていく段階で、
初めの趣旨とは違う意図が紛れ込み、
そのせいで恐ろしく複雑な制度になってしまいます。
日本人は真面目で、きっちりと正確な処理をしたがります。
(ズボラな人もそれなりにはおられますけど。)
だから、8%と10%も、電帳法も、超細かいことも、
適当に手を抜いてやることができない。
国税庁も、「適当にやっていい」なんて絶対言えません。
私も言えません。
国は、日本の生産性が低いから、少しでも生産性を上げたくて電帳法を入れたんだ、
と、私は理解していました。
でも、実際は、余計に手間とコストがかかってしまっている。
おかしくね?と思います。
税制の3要素の、「公平・中立・簡素」って、嘘だよねーと、
いつも思っております。